ホーム > PIV計測Q&A > アンサンブル平均(位相平均)データを計算できますか?
一覧に戻る
更新日:2018/2/6

アンサンブル平均(位相平均)データを計算できますか?

撮影対象が “サイクル運動” するものである場合、サイクル内の様態(位相)が等しい状況にあるタイミングで撮影し、それらの平均流れ場を計算することが多くあります。そのようなタイミング制御を “位相同期” と呼びます。高速度カメラを使用すると、サイクル内に数多くの撮影タイミングを設定でき、「複数サイクル x 複数位相」からなる一連の画像を、1回の撮影で行えるようになります。たとえば、エンジンのシリンダを撮影する場合がコレにあたります。クランク角1度ごとに撮影したり、サイクル内に任意の起点を設け、そこから指定枚数だけ撮影したり、といったような位相同期撮影が行われます。このように、サイクル運動するものに対して、同じタイミングで撮影された画像グループは「同位相(な画像)」と言われます。

アンサンブル平均データ作成

同位相の解析結果を平均し、それらをあたかも瞬時データのように取り扱うことができるのが、「アンサンブル平均データ作成機能」です。

この機能は、バッチ処理で利用できます。[PIV後処理]タスク内にある「アンサンブル平均」をOnにします。

速度場の空間的結合

この機能は、入力する速度場ファイルがそれぞれ異なる領域で解析されている場合は、『速度場の空間的に結合』する機能として活用することもできます。異なる領域に、それぞれ別の解析パラメータを適用しなければならない場合などは、この機能を利用して、領域ごとの解析結果を結合できます。


[ タグ ]
FtrPIV/アンサンブル平均/位相平均/速度場結合


一覧に戻る
↑ページ上部へ戻る