速度情報ファイル[.vel2/.vel3]や、作業ファイル[.piv]には、基本的に粒子画像ファイルへのフルパスが保存されているだけで、画像データ自体は保存されていません。しがたって、それらのファイルを開こうとした時、作成時点の粒子画像ファイルが別の場所へ移動されていると、ファイル名の置換が促されます。
ここでは、その方法によらずに、ファイルのパスを置換する方法を紹介します。
パスの変更が事前に分かっている場合などに使える方法です。この機能は、リファレンスマニュアルにも記載してない“裏ワザ”です。
サンプルは次の通り。
対象文字列と置換後文字列を“>”で区切ります。この例では、次の2つの置換が定義されています。複数定義の際の区切り文字は ” | “ (半角縦棒)です。
L:\xxx\particle images\ ⇒ ..\..\Particle_images\
L:\xxx\yyy\ ⇒ ..\..\
また、この例で判るように、絶対パスだけではなく、相対パスへの置換を行うことができます。ただし、相対パスが有効なのはファイルを読み込むときだけで、内部では絶対パスに変換されますので、読み込んだ速度情報ファイルなどを再度保存する場合は、置換後の絶対パスが保存されます(通常通りです)。
置換処理は、指定されているパスのファイルが読み込めなかった場合に行われます。