FtrPIVやISCCは、背景黒、前景白が前提とされています。ここで、前景とは観察対象物であり、粒子画像であれば粒子像を、基準点画像であれば基準点像を意味します。ところが、撮影環境によっては、これが逆転していることがあります。このようなときは、ソフトの前提に合わせて、処理前に画像を編集しなければなりません。
画像の白黒反転を行う機能が付属している他の画像処理ソフトウェアをご利用になっても構いませんが、FtrPIVの機能を応用することで、白黒反転のバッチ処理が可能です。
[グレー・スケールの反転]については、マニュアルにも記載されていますが、FtrPIVでは白黒を反転させて画像を読み込むことができますので、一般的な解析作業ではこの機能を利用するだけで十分です。しかし、処理したい画像が大量にあるような場合は、計算負荷をできるだけ下げるために、反転画像をあらかじめ作っておくほうがよいでしょう。
大量の白黒反転画像作成は「グレー・スケールの反転」と、[画像加工]の"加工後の画像をファイルへ保存する機能"を併用します。
[画像加工]で"加工要素"を作成(もしくは、"加工要素"を[適用])せずに[画像加工バッチ処理]で画像を出力すればよいのです。白黒反転された画像がそのまま出力されることになります。
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