FtrPIV-Cruise は、PIV解析を中心とする様々な画像処理を、ユーザの目的に合わせて統合し、ルーティン解析の簡易化、およびスループットの向上をめざすアプリケーション・プログラムです。各ユーザの機材やニーズに合わせてプログラムをカスタマイズします。PIV解析に限らず、様々な煩雑な処理を自動化することのできる セミ・オーダー のソフトウェア製品です。
次のような機能が標準搭載されています。
標準搭載されている機能では、PIV解析およびその統計計算を行うことができます。
エンジンシリンダ内の流動観察を、高速度カメラによる2成分PIV(ダイナミックPIV)で行えるようになっています。複数のエンジンサイクルを連続撮影し、クランク角ごとにデータを平均(位相平均)した解析結果を得ることができます。
次の4つの機能に分類できます。
PIV用の画像撮影を支援します。カメラとレーザの同期制御を簡単に行うことができます。
機材の初期設定が済んでいれば、撮影フレームレートや 冲 などの設定変更を Cruiseで容易に行うことができます。レーザ発振タイミングに関わる(発光遅れなどの)センシティブな微調整も行えます。
撮影した画像に対し、PIV解析を「その場」で実施し、適正な結果が得られるかどうかを示す『評価指標』を計算します。処理を行う位相やサイクルを選定することができ、より短時間で画像の適性判断が行えるようになっています。また、画像をPCへ事前転送することなく、カメラ内に保存されている画像を直接参照して計算できることも時間短縮に大きな効果を発揮します。
評価結果は、ウィンドウ下部にグラフや数値などで表示され、クランク角ごとの変化や、全体的な状況を簡単に把握することができます。『最適冲予想』値も推測されます。
実験条件の異なる複数の処理をまとめて実施することができます。PIV「本解析」とその「統計」演算が1つの “タスク” として定義され、これを複数用意し、1列に並べて処理を実行します。
たとえば、上の「評価解析」で OK となった撮影を夜間にまとめて処理することができます。統計処理後は自動的に「レポート」が作成されます。
統計処理結果のエッセンスをまとめたレポートを自動的に作成します。画像やグラフが差し込まれたMS-Excelブックとして作成されます。
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