FtrPIV-Stereoカタログ(PDF, 4.5MB)
豊富な計測実績が保証する高機能なステレオPIVシステムです。独自開発のソフトウェアによって、圧倒的な解析速度ときめ細かな操作性を実現しました。複合計測へのカスタム化にも柔軟に対応します!
FtrPIV-Stereoシステムは、2成分PIV計測から3成分ステレオPIV計測へとシームレスに拡張します。2種類のカメラ校正アルゴリズムを搭載し、像歪みの大きな流れ場へも適用できます。高い操作性と解析速度を実現し、様々な流れ場計測に威力を発揮します。
標準システムは信頼性と実績を有するハードウェアで構成されており、最高の測定結果をお届けします。さらに、様々な計測要望に応えられるよう、多様な光源とカメラを選択できる柔軟性を有しています。お客様の機器を組み込むことも可能です。
《標準システム構成》
●200万画素高精細PIVカメラ(2台)
●ダブルパルスNd:YAGレーザと光学系
●デジタルディレイパルス発生装置(VSD2000)
●カメラ校正機構
●ホストコンピュータと専用ソフトウェア
使いやすさを追及したPIV解析ソフトウェア『FtrPIV』。高機能でありながら、シンプルな操作性を実現しました。完全自社開発により、高いコストパフォーマンスを実現し、個別カスタマイズにも柔軟に対応いたします。
《ソフトウェアの特徴》
●高い操作性と豊富な機能
●高速かつ安定した演算
●柔軟なバッチ処理
●演算結果の確認と再利用
●充実した画像処理
●柔軟な拡張性
「直接相互相関法」の唯一の欠点であった解析時間を、完全自社開発の解析エンジンによって克服しました。バッチ処理モードでは0.1秒/ベクトルマップ(1600×1200画素)以上の速度が得られます(2014年6月時点)。乱流計測のような大量のデータ解析でもストレスを与えません。
●アプリ起動から「最短2Click」で時系列解析
●マルチプロセッサ-マルチコア対応、Intel-CPU最適化
●大量時系列画像への完全対応による安定処理
良好なステレオPIV計測の鍵を握るカメラ校正について、『幾何光学カメラモデル』と『ダイレクトマッピング』の二種類を選択することができます。これにより、カメラ校正のための基準点を設置しにくい流れ場や、像歪みが大きい流れ場など、幅広く対応可能です。カメラ校正専用ソフトウェア(ISCC)が面倒なカメラ校正を強力にサポートします。
FtrPIV-Stereoは、2台のカメラで撮影された粒子画像をシート光位置に定義した仮想面に逆投影することを特徴とし、次の利点を有します。
@2成分PIVと同一のPIV解析が適用できる。
A同一範囲の検査窓からステレオ再構築できる。
B『照明位置ずれ補正』が容易に行える。
ここで、『照明位置ずれ』とは、実際のシート光位置とステレオ再構築断面位置とのずれであり、精度の高い計測のためには、その補正が必要です。FtrPIV-Stereoは、画面を見ながらの補正に加えて、自動的に補正値を得る機能を有しています。
エンジンウォータージャケットのステレオPIV計測
ハードウェア | ■200万画素高精細PIVカメラ(2台) ■ダブルパルスNd:YAGレーザと光学系 ■デジタルディレイパルス発生装置(VSD2000) ■カメラ校正機構 ■ホストコンピュータ 注1 既存のハードウェアを生かした柔軟なシステム構築が可能 |
ソフトウェア | ■入力画像:BMP、TIFF、AVI(非圧縮) ■前処理:背景減算、マスク処理 ■PIV演算:直接相互相関法(高速演算) ■過誤ベクトル排除:メディアンフィルタ ■サブピクセル補間:ガウシアン補間 ■速度計測:瞬時速度ベクトル、渦度など ■補間演算:内挿補間 ■統計量解析:平均速度、乱れ度、レイノルズ応力など ■データ出力:専用バイナリ、テキスト 注1 動作OS:Windows10 64ビット版、Windows 7 64ビット版(32ビット版は不可) 注2 画像取り込み機能:専用ソフト(FtrCAM)により、各種計測カメラからの画像取り込みやイベント同期撮影が可能です。 注3 技術サポート:専門スタッフによる初回計測や受託計測のサポートをご提供します。(オプション) 注4 本ソフトウェアはステレオPIV機能やPTV機能をアドオン可能なPIV統合ソフトウェアです。 |